子どものリテラシー 大人のリテラシー

こちらの内容は2008年02月21日にmixi日記に書いたものです。

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フィルタリングの必要性、同性愛サイトやプロフなどで親子に意識差
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=410462&media_id=19

興味深い統計ですね。
こういった子どもと大人の意識差が問題を誘っているのではないだろうか。
視点、価値観、メディアリテラシーなどなど、
子どもと大人で差がある部分は多いと思うのだけど、
特にリテラシーの差について注意しなければいけない。
リテラシー:情報を読み取り用いる能力)

大人はついつい上からの視点で子どもを見てしまうけれど、
リテラシーに関しては成長過程で最新のメディアに触れている子どもの方が、
順応が早いと思う。
義務教育という環境で共通の価値観を持つ子が周りに多ければ、
ナレッジの効果も期待できる。
(ナレッジ:情報共有による暗黙値(経験則、ノウハウなど)、形式値(知識、データなど)の共有)

大人に関しては大人であるということがハードルとなり、
子どもほどの順応速度は期待できないのではないかと思う。
自己顕示欲の影響で知らないことを人に聞けなかったり。

子どもと大人で同じものを見ても、
視点、価値観、リテラシーが異なれば見えるものも異なってくる。
子どもの要求に大人が応えられなかった際に、
バカの壁が作られてしまうことも多々あるだろう。
バカの壁:理解できない相手を、人は互いにバカだと思う)

問題を起こす人間は、
子どもが見えて大人が見えない隙間を狙ってくるので注意が必要だ。
(出会い系サイト、プロフサイト、掲示板など)

問題に対する事前の対応策としては、
以前から言われているように、
やはり子どもと大人のコミュニケーションが大切なのではないか。
子どもが何に関心を持っているのか。
大人が何に関心を持っているのか。
子どもと大人がお互いに関心を持って近付く事ができれば、
それが一番効果的なのではないかと思う。

【関連ニュース】
出会い系 被害児童数は高水準
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=412866&media_id=2