コスト意識


mixiLAMPコミュニティに立てたトピックの転用です。

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エンジニアにはコスト意識が低い人が多いように思います。
人によりけりだとも思うのですが、
よくプロデューサー職の方からそういった話を聞き、
僕も実際にそう思います。

発生するコストには、
ざっくりと分けて、
イニシャルとランニングのコストがあります。
主にエンジニアは、
イニシャルコストを下げるミッションを担い、
プロデューサーは、
ランニングコストを下げるミッションを担っていると思います。

このイニシャルコストを下げるのに、
効果を発揮するのが、
僕は標準化だと考えます。

開発環境をLAMP標準にする事で、
サービス間での共通リソース(エンジニア)を増やし、
開発を円滑化。
例:必要エンジニアコスト 2人月の内、1人月を、
他事業部から調達。(共通の知識が多いので可能)

mojavi+Smartyなどのフレームワーク利用による、
開発の効率化。
例:WEBサイトの開発コスト(mojavi+Smarty)
フレームワーク作成(4人日)
SEO、広告などの汎用クラス(5人日)
Actionクラス(8人日)
Smartyテンプレート作成(8人日)
計:25人日 * 5万 = 125万
※単価は100万/人月で計算

これが同じボリュームの、
以降の開発ではこうなります。
Actionクラス(8人日)
Smartyテンプレート作成(8人日)
計:16人日 * 5万 = 80万

125 - 80 = 45万
結果的に45万のコストダウンになる訳です。
これも例えですが、
以降、継続的にコンテンツ開発をしていくと、
年間10コンテンツ開発した場合 ▼450万
年間20コンテンツ開発した場合 ▼900万
年間30コンテンツ開発した場合 ▼1,350万
となります。
ECサイト開発など、回転率を求める場に、
効果的な考え方です。
実際にこれを形にするのが難しい訳ですが。。

他にも考えられる事は色々とあります。
標準化からは離れますが、
phpDocumentor利用によるクラス仕様書作成
(スケルトン開発 = クラス仕様書作成)
Smartyテンプレートのデザイナーへの委託
(エンジニアよりもコストの低いデザイナーの利用、
デザイン更新の際のSmartyテンプレート開発コストダウン)
など。

この場を通して、
そういった考えが共有できたらと思います。

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ほんと形にするのが難しい内容ではあるのですが、
こういう事考えるのが好きなんですよね。

コストダウン

開発費UP

コンテンツの質向上

PV/UU UP

広告設定額UP

など、
サイクルの仕組みを作る事にも繋がる訳で。
コスト意識は大切です。