情報の扱いと知識コミュニティ

「中学教科書、ほぼ半数に誤り」
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=34076&media_id=2
mixiにログインしていないとリンク先は見れません。

数字を見ると誤りが多そうな気がするけど、
実際どうなんだろう?
去年、一昨年などとの比較がないので、
134点中65点というのは、
インパクトのあるただの数字になる。
それが多いのか少ないのかわからない。

ここでちょっと視点を変えてみる。
誤りがあるのは問題。
ではその問題で起こる実害はどんなものか?
そう考えるとここ(mixiニュースの記事参照)には、
実害が記されていない事に気付く。
ではどこに実害が記されているのだろう?

他社が配信しているニュースを見てみると、
「今年1月、
大学入試センター試験で教科書通りに解答すると不正解になるという事態が起き、
文科省が教科書会社に調査を依頼していた。」
という事がわかった。
この実害のシチュエーションは辛いですね。
正しいと信じて勉強してきたのに、
信じていたものに裏切られてしまった訳ですから。
人間不信ならぬ教科書不信になってしまった人も、
中にはいたんじゃないでしょうか?

こういった深層を読み取れた時に感じますね。
表層から深層を読み取る事の大切さを。
また情報を伝える事の難しさも感じてしまいます。
情報が大量に扱われている現代だからこそ、
情報の扱いについて考える事が多い。

今回、初めてmixiニュースを使って記事を書いてみましたが、
面白いものですね。
この日記は僕の主観で書かれている訳ですが、
他の人の日記には他の人の主観で書かれた日記が存在しています。
mixiニュースには、mixiニュース経由で書かれた日記を見出し表示する機能があります。
同じ内容を扱ったものなのに、
人それぞれの主観が垣間見えて面白い。
ものは複眼的に捉えた方が良い。
などという話がありますが、
そこには確かな客観があり、
僕が主観を掲示する事でそれも、
他の人からしたら客観となる。
仮想的な客観ではなく、
実際的な客観に触れられるというのが良い。

知識コミュニティの面白さって、
こういったところからも感じられますね。