双方向性を伴ったコンテンツ

片方向な情報配信コンテンツよりも、
ユーザーからの情報配信も利用する双方向なコンテンツは、
選択肢を多く有する。

選択肢(可能性)としては、
ユーザーニーズの把握容易性向上
ユーザー情報を用いてのセグメント化
ユーザー自らのコンテンツ作成
などが挙げられる。

例を挙げれば某雑誌では、
販売部数10万部でアンケート回収が約300。
ユーザーの0.3%の自発的な意見のみが、
雑誌というコンテンツに反映されていることになる。

この双方向性に弱点を持つコンテンツに対して、
例えばインターネットのIDサービスを組み合わせるとどうだろう?
ユーザーが雑誌のコミュニティに入っているだけで、
読者プロフィールが入手できる。(性別、年齢、趣味趣向など)
更にコンテンツの作り方によって、
ユーザーの口コミを利用してのバイラルマーケティング
ユーザーの情報発信を受けての新規コンテンツ創出。
セグメントを利用しての広告配信。
など様々な効果が期待できる。

ただポジティブな面だけではなく、
ネガティブな面もしっかり捉えていないと、
痛い目に会うことも想定される。
例えばブログなどのコンテンツで、
インターネット上に乗った情報は、
世間の目に付き易くなる。
つまりはユーザーの評価が分かり易くなる分、
商品の質が悪かった場合、
その評価が世間一般に晒されるリスクが伴う。
諸刃の剣とは正にこのこと。

世の中の流れは双方向性だ!
Web2.0
みたいなことが世間で言われてますが、
知見を持っていない人間にコンテンツを作らせると、
火傷します。

端的にいうと、
ハイリスク、ハイリターン。
世の中にローリスク、ハイリターンなんてものは、
ないんじゃないかなと。
リスクを背負ってることに気付いていない人は多そうですが。

・・・。
書き出してみると、
人に双方向性を理解させることの難しさを感じてしまいます。
時間をかけてメディアリテラシーを向上させることは可能だけど、
時間をかけること自身がこちらのリスクですからね。
理解を促すテキストに、集められる限りの事例。
最終的には信頼関係が決め手になるんだろうな。
頑張ろう。