常用字解

平凡社が出版している本で、
常用字解という本がある。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/458212805X/

この本は常用漢字の基本字典で、
字形・字源・用法について漢字の基本構造から正確に解説している。
以前、出版UD研の関係者にご紹介頂きました。

例えば僕の苗字の漢字を調べてみると、
こんなことが書いてある。
一部ご紹介。

「長」
長髪の人を横から見た形。
長髪の人は老人であり、氏族の指導者としてたっとばれたので、
長者、長上、長老、会長、社長のようにいう。

「南」
銅鼓の形。
古く長江中流域の武漢から湖南にかけて住んでいた描族の使用した楽器で、
底がなく、吊り下げてその鼓面を打つ。

漢字は一字一字にイメージを持つ。
その原点に触れるのは愉しいですね。
変わらない静的なものの美しさを感じます。


著者の白川静さんは、
2006年10月30日お亡くなりになられました。
ご冥福をお祈り申し上げます。